小説 aim 79 ー千春
それから千春は、男を騙して金を奪った。
男はみんな単純で馬鹿だった。
股さえ広げれば、金は面白い様に入ってきた。
好きな時間に起きて、好きな服を着て、好きな食べ物を食べた。
世の中は、金が全てだと知った。
否定は誰にもさせなかった。
教師は、それに気付いて千春に言った。
「 ご両親がそんな事は望んでいないはずだぞ 」と偉そうにほざいた。
「 ねぇ、先生。金さえあれば、私の父親も母親も死なずにすんだのよ 」と千春は言った。
結局、その教師も千春と寝た。