素敵な図書館

毎週土曜、夜11時に僕、佐藤が自作小説をアップしていくブログです。コーヒー、あるいはお酒を飲みながら訪問していただけたら嬉しいです

小説 あなたと夜と音楽と 42

気がつくと、エレベーターの中にうずくまる様にして僕は寝ていた。

「 キミはまだ生きてる。橋は焼かれずに、またボクと一緒にいる。キミはとっても幸運だよ 」とソニー・ロリンズは言った。

「 今、108に向かってる 」エレベーターの数字を指しながら、ソニー・ロリンズは言った。

今度はどこに向かってるんですか?と僕は尋ねる。

「 まず、キミの心を温める必要がある 」