素敵な図書館

毎週土曜、夜11時に僕、佐藤が自作小説をアップしていくブログです。コーヒー、あるいはお酒を飲みながら訪問していただけたら嬉しいです

小説 aim 120 ー長尾

「 以前、一緒に暮らしていた事がある。と言っても3カ月程度だけどな 」

「 この写真に写っている女性は、白木紗江子さんと、あなたのお子さんです 」と中学生は言う。

「 ちょっと待ってくれ?お前は一体誰なんだよ?俺に子ども? 」

「 すみません、名前も名乗らずに。僕は佐々木と言います。ある図書館で館長の助手をしています。写真に写っている女性が父親を探していました。でも、本当の父親は、あなたと言う事が分かったんです。あなたに、お願いがあって来たんです 」