2015-07-07 小説 aim 20 ー白木 白木は、忘却カードに【 父親の記憶 】と書く。 《 父親の本名を書いて下さい 》と真下は、白木に伝える。 白木は【 那須信也 】と書く。 真下は、いつも通りカードを機会に通す。 これで、父親の記憶は消える、と白木は思わず笑ってしまう。 数分待ってみたが、父親の記憶が消えていない。 それを真下に伝える。 《 機械が壊れているのでしょうか? 》 真下は首を横に振り《 それは、あり得ません》と伝える。 《 あり得るとしたら、父親は、那須信也と言う名前ではないと言う事です 》