小説 aim 59 ー白木
「 彼は、福岡に住んでいます。新幹線のチケットを用意しています。僕は午後から講義があるから、夜の10時には、そちらに行けると思います 」
「 私は1人で行くの? 」
「 ボクの助手と行って下さい。駅に行けば分かります 」
「 もし、彼が人の心を殺せる事ができるとしたら、ボクの助手はとっても役に立ちます 」
「 ありがとう 」と白木は言う。
館内は朝早い時間だと言うのに、大勢の人で賑わっている。
今度、来る時は彼らの様に楽しむ事が出来るだろうか、と白木は想った。