素敵な図書館

毎週土曜、夜11時に僕、佐藤が自作小説をアップしていくブログです。コーヒー、あるいはお酒を飲みながら訪問していただけたら嬉しいです

小説 aim 63 ー那須

「 なぁ、あの主人公みたいに私が人の心を殺せるとしたら、お前はどう想う? 」と那須は言う。

「 仮に君が人の心を殺せたとする。その上、君は連続殺人鬼で、女風呂に隠しカメラをセットする変質者だったとする。 そんな事は、僕は知らないし、1ミリも関係ないんだ。君は、僕の数少ない大切な友達の1人なんだよ 」と佐藤は言う。

だから、と佐藤は続ける。

「 友達である、僕に嘘はつかないで欲しい。本当の事は話さなくていい。意味は解るよね? 」