素敵な図書館

毎週土曜、夜11時に僕、佐藤が自作小説をアップしていくブログです。コーヒー、あるいはお酒を飲みながら訪問していただけたら嬉しいです

小説 あなたと夜と音楽と 44

マイルス・デイヴィス 」と僕は言う。

それ以外は考えれなかった。

「 その通り、今からマイルス・デイヴィスに会いに行く 」とソニー・ロリンズは言った。

なんの予告もなくエレベーターが止まる。電気が切れ暗闇が広がる。人の気配がなくなる。

もう、ソニー・ロリンズは居なくなってしまったんだろな、と思う。

「 最初に忠告した通りになったね? 」と声がする。