2015-10-25 小説 aim 127 ー白木 私なら、彼に近づけると思っていたのではないだろうか? いずれにせよ、母は那須信也に会う事は出来なかった。 私達が那須信也の息子、信晴に監禁されている間に那須信也は息を引き取っていた。 「 新しい人生をスタートしたかったら、いつでも連絡して下さい 」 「 大丈夫。これでも私は私自身を気に入っているみたい 」と白木は言う。 「 本当に? 」と信晴は言う。 「 本当に 」と白木は言う。