素敵な図書館

毎週土曜、夜11時に僕、佐藤が自作小説をアップしていくブログです。コーヒー、あるいはお酒を飲みながら訪問していただけたら嬉しいです

小説 aim 127 ー白木

私なら、彼に近づけると思っていたのではないだろうか?

いずれにせよ、母は那須信也に会う事は出来なかった。

私達が那須信也の息子、信晴に監禁されている間に那須信也は息を引き取っていた。

「 新しい人生をスタートしたかったら、いつでも連絡して下さい 」

「 大丈夫。これでも私は私自身を気に入っているみたい 」と白木は言う。

「 本当に? 」と信晴は言う。

「 本当に 」と白木は言う。