小説 aim 111 ー八田
「 信晴さんの言った通り、配達ルートは変えてもらいましたよ 」と八田は言う。
「 ありがとうございます。助かります 」と信晴は言う。
「 でも大丈夫ですかね?この計画。上手く行くかな 」
「 大丈夫です。途中でトラブルがあっても帳尻が合う様に組んでます 」
「 信晴さんのお願いだったらなんでも聞きますよ。信晴さんが居なかったら俺は殺されていたんですから 」
八田は3年前、信晴の組織《 aim 》に助けられて新しい人生をスタートした。
「 人殺し以外なら、なんでもします」と八田は言う。