素敵な図書館

毎週土曜、夜11時に僕、佐藤が自作小説をアップしていくブログです。コーヒー、あるいはお酒を飲みながら訪問していただけたら嬉しいです

小説 aim 101 ー信晴

「 その話が本当なら、あなたと僕は兄弟ですね 」と信晴は言う。

「 私はごめんだわ。姉を縄で縛りつける弟なんて 」と白木は言う。

「 何も殺そうなんて思っていませんよ。今、急いで調べてもらっています。それが解ったらあなた達は自由です 」と信晴は言う。

父親の那須と小説を進めていたら、白木と真下が自宅に訪ねてきた。

白木は那須に「 白木紗江子はご存知ですか? 」と訊いた。那須は明らかに動揺しながら「 私の前の妻です 」と言った。

「 白木紗江子は、私の母です 」と白木は言った。