素敵な図書館

毎週土曜、夜11時に僕、佐藤が自作小説をアップしていくブログです。コーヒー、あるいはお酒を飲みながら訪問していただけたら嬉しいです

小説 aim 94 ー真下

「 誰かが私達を追いかけてくるの。《 私達を追っているのは、君の良く知っている人間だ。いいかい?何があっても、後ろを振り返ってはいけない。振り返ってしまったら、君はここから出られなくる 》と彼は言い、ヴィレッジヴァンガードに向かう 」と白木は言う。

ヴィレッジヴァンガード?ジャズクラブの? 」

「 そうよ、そこで夢は終わるの 」

「 あなたの良く知っている人間って誰だろう? 」

「 恐らく、私の母親だわ 」と白木は言う。