素敵な図書館

毎週土曜、夜11時に僕、佐藤が自作小説をアップしていくブログです。コーヒー、あるいはお酒を飲みながら訪問していただけたら嬉しいです

小説 aim 88 ー佐々木

佐々木は、どんな風に説明すれば伝わるだろうと考えるが、どれもタクシー運転手の納得する様な答えが思いつかない。

死者からの伝えたい気持ちを届けることは出来るのに、肝心な自分のことは上手く伝えられない。

労働と言う考えがないから、お金はいらないんです。だから、年齢も時間も関係ないんです。

これでは、納得しないだろうな。

仕方なく苦いで誤魔化す。

「 そんなことより、小久保さん。小久保さんの好きなものって何ですか? 」