素敵な図書館

毎週土曜、夜11時に僕、佐藤が自作小説をアップしていくブログです。コーヒー、あるいはお酒を飲みながら訪問していただけたら嬉しいです

小説 aim 58 ー白木

白木は、そこで目が覚める。

起きた瞬間、此処はどこなんだろう?と思う。

部屋の窓に近づきカーテンを開ける。

空にはぼんやり月が浮かび、雪が静かに降っている。

白木は手を撫でる。彼の手の温もりを感じる。

私は、那須信也に会わなければならない。

翌朝、ノックの後に真下が顔を出す。

「 良く眠れましたか? 」と真下は言う。

「 私は、彼に会おうと想う 」と白木は言う。

「 分かりました。着替えが終わったら、1階に来て下さい。ホットコーヒーと野菜サンドを用意してます 」