小説 aim 55 ー白木
その日の夜、白木は夢をみる。
白木は誰かと手を繋いでいる。
何かに追われているのか、2人は走っている。
あなたは誰なの?と白木は言う。
私は那須信也だよ、と男は言う。
君の母親の心を殺したのは私だ、と彼は後ろを振り向かず言う。
あなたは私の母親を憎んでいたの?と白木は言う。
私はそれを止めれなかったんだ。誰にも止めれなかったんだ。だから、今から私自身の心を取り戻しに行く。そして君の母親を迎えに行く。と彼は言う。
どこに?と白木は言う。
ヴィレッジヴァンガードに、と彼は言う。