素敵な図書館

毎週土曜、夜11時に僕、佐藤が自作小説をアップしていくブログです。コーヒー、あるいはお酒を飲みながら訪問していただけたら嬉しいです

小説 aim 34 ー常盤

ふと、おじいちゃんが言っていた言葉がよぎる。

「 困っている人がいたら、助けてあげるんだよ 」

JAFが来るまで、あと45分。

タクシーに乗れば、東海病院まで15分もかからない。

「 分かりました。お届けします。お客さんの名前と相手の名前を教えて下さい 」と常盤は言った。

「 俺の名前は櫻井。相手は、長尾隆史だ。一方的で悪かった。頼むよ 」と櫻井は、青い封筒を常盤に渡した。