小説 aim 19 ー白木
受付まで足を運び、少し迷ったが手話で受付の男に《 この図書館で、記憶を引き取ってくれるって本当かしら? 》と白木は聞く。
《 本当ですよ 》と受付の男は、手話で答える。
受付の男のネームプレートに《 真下 》と書かれている。
《 この忘却カードに、引き取って欲しい記憶を書いて下さい。但し、一度引き取った記憶は、二度とお返し出来ません。それを充分理解した方のみ、当館は記憶を引き取っています 》と真下は言う。
《 構いません 》と白木は言う。
受付まで足を運び、少し迷ったが手話で受付の男に《 この図書館で、記憶を引き取ってくれるって本当かしら? 》と白木は聞く。
《 本当ですよ 》と受付の男は、手話で答える。
受付の男のネームプレートに《 真下 》と書かれている。
《 この忘却カードに、引き取って欲しい記憶を書いて下さい。但し、一度引き取った記憶は、二度とお返し出来ません。それを充分理解した方のみ、当館は記憶を引き取っています 》と真下は言う。
《 構いません 》と白木は言う。