素敵な図書館

毎週土曜、夜11時に僕、佐藤が自作小説をアップしていくブログです。コーヒー、あるいはお酒を飲みながら訪問していただけたら嬉しいです

小説 aim 17 ー白木

「 時間はかかるけど、いいかな? 」とタクシー運転手は言う。 《 お願いします 》と白木はノートに書いて、タクシー運転手に見せる。 タクシー運転手の席の裏に《 小久保 》と名前が顔写真と一緒に貼ってある。 白木は安堵した為か、慣れない遠出の為かタクシーの中で眠りについた。 「 お客さん、着いたよ 」とタクシー運転手に起こされる。 既に夜の9時を過ぎている。 目の前にライトアップされた建物がある。 《 ありがとう 》とノートに書いてタクシー運転手に見せる。